グルメ予約サイトに支配される飲食業界!負け組飲食店が復活する術は?

グルメ予約サイトに支配される飲食業界!負け組飲食店が復活する術は?

グルメ予約サイトに支配される飲食業界!負け組飲食店が復活する術は?

9割以上の飲食業が何らかのポイントサービスやグルメ予約サイトを利用し集客に駆使している昨今。グルメサイトの固定費もバカにならない金額。ただ時流に逆光するわけにも行かない。それら関係者に踊らされず、そのアイテムを活かし繁盛店になる道があるのか?を探って見た。

 

グルメサイトについて

ぐるなびの利用者数は3400万人月間アクセス数は9億3000万ページビュー(PV)食べログの利用者数4095万人、アクセス数は8億7750万ページビュー(PV)ホットペッパーグルメ加入店舗90,000数と国内の3大グルメサイトだ。これだけチカラのもったサイト、全ての利用店舗が繁盛すれば、めでたし!めでたし!なのだが、市場原理から人の集まるところ得する人1割損する人9割と見ていた方が現実的だ。

グルメサイトを活用して繁盛している店では2社以上と契約し、ドタキャンの損失を差し引いても、それを上回る集客力があるらしい。電話受け付けもいらないくらいに、ネット予約で店が回せるほどの盛況ぶりだそうだ。もともとチカラの有る店がグルメサイトを利用してさらに稼働が上がったと付け加えるべきと思うのですが。

しかし、弱小の店舗が、グルメサイトに加入しても急に稼働が上がるほど甘い世界ではない。ホットペッパーグルメの料金体系だけを見ても4段階あり、SSP-月18万円、SSー月12万円、SSー月12万円、Aー月6.9万円、Bー月4万円と、どれもけして安い値段とは言えない。その上クーポンだ。

例えば、

SSPの人気店 月間 1000人予約数 キャンセル100人=900人の集客(キャンセル率10%)

※キャンセル分の食材や空席を吸収できる。(飛び込み込客で埋める)

B級店舗  月間 100人予約数   キャンセル30人=70人の集客(キャンセル率30%)

※キャンセル分の食材や空席を吸収できない。(飛び込み込客で埋まらない)

数字は当て字だが、費用対効果のある店とない店の違いは、このようなことだろう。

※弱小店にはリスクが高くなるのは覚悟の上、予約サイトは利用しなければならない

 

ぐるなびのHPに、集客の基本は「複数展開」です。1つのツールに絞るのではなく、いろんな経路から見込み客を集められるように露出をしていく必要があります。その方が、どのルートの反応が良くてどのルートが反応が悪いか?比較することができます。インターネット・紙媒体・口コミ戦略、いろいろと手段はありますが、全て試す!くらいの気持ちで取り組んでみてください!

とありました。

まあ〜。結局、丸投げかよ〜と言いたくもなります。弱小の店舗にとって全てを試しするほど余裕はないのでは。ただ、ぐるなびにも当社と同じSMSショートメール機能がありました。問い合わせて見てはいかがでしょうか。いいアイデアを提供してくれるかもしれません。

 

 

繁盛店の傾向からみて

個人的には個室や仕切りのある店が好きですが、そういう店は回転率が低く儲からない店だとか。客は安くて食べたら帰る。立ち食いやカウンターだけの若者向けのバーが流行っているのもそれらしい。少し窮屈なテーブルや椅子などの方が回転率には効果的らしい。

看板も何の飲食店かが分かるように、店名よりメインメニューをドーンと大きする。トンカツドーン、ラーメンドーン、焼肉ドーンで、ひと目で分かる店がはやっている。

メニュー表も注文から客出しまで、1秒でも短縮できるように、メインメニューを大きくし時間がかかるメニューは小さくレイアウトする工夫は必要だろう。

保証制度である。ピザ屋が導入しているOO分いないでお届けできない場合は0円料金は頂きません。(ライザップもこの制度を導入し急成長している。美容系の通販にはほぼこの保証制度が浸透している。いわゆるクーリングオフだ。)

サラリーマンのランチは時間がない。当店は注文から0分です。これもある種保証制度だ。富士そばが成功している秘訣も暗黙の保証である。

新規顧客をリピーターに変えるには!

どのサービス業界にもいえることですが、2度目の来店動機には初回の対応力とその後のコミュニュケーション力がものをいいます。つまり、2度目は店舗のクオリティーではなく、人と人の繋がりを重視すると、あるアンケートがありました。メニュー、接客、価格、全ての項目について顧客を満たすことは不可能なことです。

ズバリ!お礼状です!客商売で店が今すぐにでもできる大切なことです。感謝の気持ちをメールなどで配信する簡単なことです。しかし現実には、後追いができてる飲食サービス業の店舗はなかなかないのも残念なことです。

昨今の飲食店はコンビニに傾斜しています。コンビニがイートインを始めたのか?飲食店がコンビニ化したのか?その境目が気薄になって来ています。ますますコンビニに客を奪われてしまうではと危惧します。

 

弱小飲食店にもできること!

コンビニが出来なくて飲食店ができることはお礼状を出せることです。全てとはいいませが来店していただいたお客様に、後日お礼のメールだけでも効果があります。お客様もコンビニよりも高い価格、限られた中から贅沢をしたと心理にあります。

お礼主体のメールならほどんどの方が好意を示します。知名度ない店舗にはこういった刷り込みが大切な作業となります。

予約サイトに期間限定で加入するのもよいでしょう。広告は新規客を集める手段です。店側が何を集めるか。のほほんと予約サイトだけを頼っても成果は上がりません。できる限り顧客リストは溜まるように工夫しましょう。

お客様のご会計後がスタートです!

最後にSMSショートメールの反響率はEメールの15倍とだけ付け加えておきます。